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元桜蔭生で現役海外大留学生の等身大ブログ

超難関校(桜蔭)受験を突破する方法 〜理科編〜

こんにちは。

今回も先週に続き受験問題シリーズをやっていきたいと思います。

 

他教科に比べて、難しいと言われることが少ない桜蔭の理科。実際はどうなんでしょうか?オススメの対策法も交えながら綴っていきたいと思います。

 

 

 

基本構成

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昔は算数と合わせて解いていたみたいです。

今は普通に理科だけで30分用意されています。

しかし、30分の割に問題数は多めに設定されているので、いかに素早く確実に解けるかが運命の分かれ道です。

 

理科は、国語算数と違い50点満点です!

「じゃあ国算で差がつくから理科社会は軽視して🆗」かというと、それは大間違いです泣

 

桜蔭の理科はどちらかというと知識問題です。

他の学校(特に灘や麻布)は知識と発想力を必要としてますが、桜蔭はとにかく【知識】【経験】がものをいいます。

 

だからこそ受験生は満点に近い点数を獲ってきます。

理科で凡ミス知識不足をしていると確実に合格は程遠いものに...

 

計算問題

力学/バネ

桜蔭は結構な確率で力学の計算を出題します。

ただ激ムズの力学かというとそうでもなく、基本またはマンスリーテストレベルの計算しかでません。

 

これは日々の演習あるのみ。

力学が苦手な方は確実に克服しときましょう!

(私は力学好きでした)

 

ただこの力学、1問目をミスるとその後の問題すべて間違える可能性があります。

(特にバネの自然長など)

大問の全問間違いは全力で避けたいところです。

あまりにも大きすぎる数字汚い数字が出てきたときに「これ変じゃない?」と気付ける常識力を演習を通じて手に入れておくとGOOD.

 

計算ミスはもちろんNG!

また問題の読み間違いもなくしましょう。

焦る気持ちはわかりますが、しっかり問題を落ち着いて読めば理解出来るレベルばかりです。浮き足立つことなく、乗り切りましょう!

 

 

水溶液系

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これも計算問題でよく出ますね。

食塩濃度計算のときは塩の重さも含めて割ってくださいね!

 

こういう基本的なところを押さえておけば、これも確実に点数取れる単元です。

凡ミスや曖昧な知識で望まないようにしましょう。

 

 

知識問題

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知識をダイレクトにきくものと、知識を使えば分かる問題があります。

知識問題の比重が結構大きく、ここで落とすのは本当に痛いミスです。

確実にとっていきたいところです。

 

知識ダイレクト問題

2020年度の理科では、[    ]議定書 と [     ]協定 の[ ]に入るものを聞いていました。

(ここは、それぞれ京都とパリが入りますね!)

 

このように知識をダイレクトに聞かれているものは他の受験生も確実にとってくるものです。焦らず確実にとっていきましょう。

 

この形式の問題は、SAPIXのコアプラスをやるのが一番良い対策です。

また過去問で間違えた知識ダイレクト問題があれば、その問題のまちがえ直しはもちろんのこと、単元ごと見直すのをお勧めします。

 

 

知識を使えば分かる問題

応用問題とまではいかないレベルのものです。

最初は「え、こんなの知らない」と慄いてしまうかもしれません。

でも、基本的な知識を思い返すと「あ、そういうことか」となるはず。

 

この形式の問題は「慣れ」が一番の対策。

とにかく桜蔭の過去問をやるのがオススメです。

やっているうちに頭の使い方のコツがわかってくるはずです。

 

 

例えば2020年度の最後の大問。知識を使えばわかる問題です。

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最初見ると、こんな問題見たことないと焦るかもしれません。

ただ最初に記載されている「水の入ったコップに入れた氷の方が早く溶ける」というヒントと「氷は溶けても水位が変わらない」という基本知識があれば、解ける問題です。

 

また、問題文が比較的長いことがわかると思います。

これを読み飛ばしたり、見落とすのは命取りです。

焦らず、問題を理解する読解力諦めない図太さが大切です。(練習あるのみ)

 

 

記述問題

桜蔭の理科は長文の記述を求めることはありません

あっても1行程度です...が、しっかり点数をとりましょう。

 

出る問題のレベルは激ムズではないですが、簡単とも言い難いです。

塾のテキストで”コラム”や"+α"と書いてあるところにもしっかり目を通すことをお勧めします。

 

 

最後に

桜蔭の理科はセンスの有無関係なく、とにかく演習をした人が日の目を見ます

演習を重ねるうちに確実に点数は上がっていくので、合格点に達しなくてもコツコツ諦めず続けることが大切です。

 

私は受験本番の時「焦らない焦らない」と思いながら、理科の問題文を読みました。

なんとか順調に解きましたが、最後の1分でひとつ空欄があることに気づきました。

途中空欄にして飛ばしていたんです。

 

ギリギリまで考えてその空欄を埋めましたが、今でもその問題が正解だったのかは分かりません。

 

でも、ひとつ言えることは最後まで解き終わらなくても空欄で提出するのは絶対やめましょう。

 

空欄で出すよりは当て勘で埋めて1/4の可能性にかける方がいいです。

もちろん当て勘は最終手段ですよ!笑

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。